家の外壁は常に雨や風にさらされることから、年月が経つと汚れが付着し、塗装も剥がれてしまいます。
しかし、汚れた外壁をどのように掃除したら良いのかがわからずに放置してしまっている方も少なくないでしょう。
そこで今回は、家の外壁を掃除する方法にくわえて、外壁の塗り替え時の目安についても解説します。
一戸建ての外壁が汚れてしまう原因
一戸建ての外壁をよく見ると、窓や排気口といった開口部の周辺が黒ずんでいることがわかります。
これを「都市型汚れ」といい、シーリング材から溶け出した油分にほこりや大気汚染物質などが混じり合うことで発生します。
油性の汚れであることから雨が降っても簡単には落ちず、長期間放置すると余計に落ちにくくなる点が特徴です。
また、雨水には大気中の油汚れが含まれており、疎水性の高い外壁に吸着する性質を持っているため、雨が排水される雨どいの周辺に雨水とほこりなどが混ざった汚れが付着し、雨だれ汚れを引き起こすこともあります。
一戸建ての外壁を掃除する方法
一戸建ての外壁を掃除する際は、専門の業者に依頼する方法がおすすめです。
費用は発生しますが、自分で掃除をおこなう手間が省けることにくわえ、個人では掃除が行き届かない高所や壁の隙間などもきれいに掃除してもらえる点はメリットです。
年に1～2回の頻度で掃除をおこなえばきれいな状態を保てるので、費用対効果は高いといえるのではないでしょうか。
一方、外壁の掃除を自分の手でおこなえば、費用は最小限に抑えられます。
外壁用の洗浄剤やスポンジ、高所用のブラシ、ホース、バケツなどの道具一式を揃えたとしても1万円前後で済むでしょう。
掃除の手順としては、まずホースを使って外壁を水で洗い流してから、落ちなかった汚れをスポンジやブラシで洗浄していきます。
外壁を強くこすり過ぎると傷が付いてしまい、汚れが付着しやすくなってしまう点に注意しましょう。
一戸建ての外壁塗り替えの目安となるサインは？
一戸建ての外壁には雨水の浸入を防ぐ防水塗装が施されているため、汚れを落とすだけではなく、定期的な塗り替えも必要です。
とくに壁やコーキングがひび割れている、外壁を触ったときに手に粉が付く、外壁が色あせているなどの状態が見られるときは、外壁の塗り替えをおすすめします。
一般に外壁に塗られた塗膜の寿命は5～7年ほどといわれているので、そのくらいの時期を目安に外壁の塗り替えを検討しましょう。
まとめ
外壁にはほこりや排気ガス、雨だれ汚れが付着するため、美観や家の性能を保つためにも定期的な掃除が不可欠です。
また、外壁の防水性能を高めるためにも、ひび割れや色あせといった症状が見られた場合には塗り替えを検討してください。
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